write&photo by kyosuke yamauchi(Minamisanriku)
 




南三陸町で調剤薬局を営む両親の元、三姉妹の長女として生まれた小坂さん(27)は、震災2ヶ月前の2011年1月南三陸町観光協会に勤務し始める。仙台市内の高校を卒業後、首都圏の大学に進み就職した後も、いつか故郷で暮らしたいと思っていた。あの日、巨大な揺れの直後何とか高台に避難した彼女は自宅が波に飲まれていく様を見て家族の死を覚悟したと言う。一夜明け避難先の裏山を何度も行き来し安否を探した。そして無事家族と再会する。その後知人宅に避難した家族は、共同生活をしながら直後の混乱を生き延びる。震災前、帰郷する度に南三陸の海を見ると心が安らいだ。「いろんな事があったけど、今も海を見ると不思議とほっとする。私達は目の前に海がある事が当たり前の生活だったから、それが体に染み付いているんだと思う。」現在彼女は同協会の「学びのプログラム~漁業体験~」で希望者と生産者を繋ぐ役割を担っている。震災後改めて感じた事があるという「南三陸の人達はとにかく明るくて、何かを始める時もすぐに『やろう!』と言ってどんどん進んでいく。すごくパワフルで裏がないんですよ。仲良しだし皆認め合ってる。それがこの町が震災を元気に乗り越えている理由だと思う。」小さい頃からこのキレイな海を沢山の人に知って欲しい、ずっと思っていた。震災を経てもこの町の人の良さは変わらないし、皆めげずに前に進んでます。だから今後は、南三陸の人達とふれあう旅を少しでも多くの人に味わって欲しい。  






①南三陸町観光協会交流促進部門小坂翔子さん(27)
②彼女が大好きだと語る国道からの南三陸内湾はまさに絶景
③南三陸町観光協会は現在、仮設商店街の一角にある
④体験PGは家族連れの参加が多い大人気のプログラム。
⑤漁業体験では養殖漁のしくみを学びBBQも楽しめる。
南三陸観光協会HP
http://www.m-kankou.jp